アルケミスト―夢を旅した少年

なんとなく「自己啓発」系の本が苦手だったりします。
「自分の運命を決めるのは自分だけ」だと思ってるし
何かつらい事に直面しても
「自分を傷つける事が出来るのは自分だけ」だと
思って絶対どん底からも這い上がってやると思ってます。
でも実際には、自分はそんな強い人間でもないから
そうでも思ってないと、崩れてしまいそうなのかもしれません。

羊飼いの少年が夢のお告げを信じて
スペインのアンダルシアからエジプトのピラミットへ旅していくお話です。
旅を進めていくうちに様々な人と出会い、そして少年が体験する事を通して
この本は色々な事を読み手に語りかけてきます。
そして、本を読んだあとは
ふくよかな満月がそっと微笑みかけている
そんな感じがしました。

私も大切な人と共にいつまでも夢を追って行きたい。
それがたぶん私にとって大切な事。

風は想いを大切な人の下へ届けてくれる。
人が風を感じた時、誰かが貴方の肩をポンと叩き
「だいじょうぶだよ」と囁いているのかもしれません。
今度晴れた日に風の声を聞きにいってみよう。

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