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美と教養と見栄と意地が溢れる珊瑚礁の五百年王国は悩んでいた。少女まづるは憧れの王府を救おうと宦官と偽り行政官になって大活躍。しかし待ち受けていたのは島流しの刑だった――。
ここ最近の読む速度 最速だったんじゃないでしょうか
一日で上下巻読破してしまいました。400ページで一頁に文章が2段使い
ですから、簡単に上下巻と言いますが、結構な文字数なんじゃないでしょか
とにかく、面白かったです。
時代は19世紀の幕末時代の琉球王国
当時は琉球は大陸(当時は清)の冊封国、日本の薩摩藩の付庸国として二国の属国という立ち位置にありながらも
日本とも大陸とも違った文化王朝を持ていた。
その文化を保ちつつ、琉球と言う国をいかに美しく繁栄させるかと志に燃えるある少女の物語です。
ストーリーも良かった。が、歴史小説を好んで読んでる人としては、設定が甘い、SF等が入るのはまだ許せるとして
実力が超常現象的な「実在した」カエサルやアウグストゥスに比べたら
主人公や取り巻く人たちの交渉力や政治力も2流に感じてならなかった・・・・と、そこはちょっと残念だったかな。
大きな流れとしては面白かった。
と、これを読み終わったら、「本屋大賞」のノミネート作品が発表されてましたね。
私が読んだ中では 飯嶋和一さんの『出星前夜』と、貴志祐介さんの『新世界より』 と、この『テンペスト』が
ノミネートされてましたが
その中では、個人的には『出星前夜』が一番良かったですね。
あと、伊坂幸太郎さんの『モダンタイムス』 天童荒太さんの「悼む人」は、時間を見て読もうと思ってたのですが
予想では読んだ事ないのですが、直木賞を受賞した「悼む人」か「流星の絆」かな・・・